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2025年3月2日

「ポチトントリプル」の設定について

Filed under: GNSS,ポチトン — pinewell @ 4:40 PM

・「ポチトントリプル」への接続

自動操舵装置へ「ポチトントリプル」を接続し、設定ボタンを3秒以上長押しして離してください。「ポチトントリプル」は設定モードで起動します。

LEDが緑で点滅しているのを確認して、お手持ちのスマートフォン(android/iPhone)でWifi設定を開いてください。

アクセスポイントに「SetPochiton3」が表示されているはずです。

「SetPochiton3」をタップして接続してください。自動的にログインされ設定画面が表示されます。

適切な値を入力後、「保存して設定モード終了」をタップします。

※近くに自動的に接続するWifiアクセスポイントがあると「SetPochiton3」への接続が解除されてしまう場合があります。この場合は自動的に接続するWifiアクセスポイントを一旦接続解除してください。

※「設定モード」ではスイッチは使用できません。

・項目説明

コマンド間ウェイト・・・ポチトンからの命令を出すタイミング。基準位置からミリ秒。基準位置からの移動で使用。命令を早くだしすぎても自動操舵側が対処できないために正確な位置指定ができない。初期値は10。

初期位置ウェイト・・・上記同様ですが基準位置に移動する際に使用される。初期値は0。基準位置への移動は命令を早くだしすぎても回数でカバーできるので0でも問題なし。

初期位置ループ回数・・・基準位置までに何度命令をだす必要があるか。ポインタの速度がMAXなら2~4で十分。初期値は4。

各スイッチの設定について

左上・右上・左下・右下・・・基準位置。タップしたいところに近い場所を選ぶ。

X=・・・横方向にいくつずらすか。

Y=・・・縦方向にいくつずらすか。

スイッチnと連動する・・・チェックをすると連動します。(スイッチ1をタップした後にスイッチ2をタップします。)これはFJDで自動操舵ONにしたときに面積計量も合わせてタップしたい場合となります。

「テスト」ボタン・・・設定した値で実際に動かします。

「保存して設定モード終了」タップすると入力値を保存し、設定モードを終了して通常モードになります。

「ポチトントリプル」設定方法

設定のコツ

ポチトンが一度の命令で動かせる量は127です。設定値に200といれると「127動かせ」と「73動かせ」の2回の命令が発行されます。可能なかぎり127以内に設定することで正確な位置が指定できます。

「ポチトン」の動きに関して

Filed under: GNSS,ポチトン — pinewell @ 2:47 PM

さて「ポチトントリプル」の設定についての話の前に少し説明をします。

「ポチトン」はUSBマウスの動きをエミュレートするのですが、タッチ位置(マウスでのクリックの位置)の指定は「相対値指定」のみです。「絶対値指定」ではないのです。

絶対値ー>「ここ(x,y)をクリックして!」

相対値ー>「今いる位置から右にいくつか、下にいくつか動いてからクリックして!」

で、相対値指定で問題となるのが「ポインター」の現在地がポチトンは知る由がない、ということです。さらに一度の命令で動かせる量が決まっています。で、どうしているかというと「拠点となる位置」まで(何度も命令を出して)動かしてからX方向、Y方向の移動量を決めています。

拠点の位置は「左上」「右上」「左下」「右下」となります。

一度の命令で動かせる量はandroidの「ポインターの速度」の設定で変えられます。

ポインターの速度の設定を最速にすることで命令の数を減らすことができますので反応がよくなります。

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