さて、動くようになったダックスだが、このままでは公道は走れない。
なんせ、ウィンカーやらニュートラのインジケータやら電球類が殆ど切れている。
これはコンデンサがイカれていた影響か?バッテリーが放電状態で使用されていたからか?
ホームセンターや町のバイクやに聞いても6V球など無い、と。
件の整備屋さんに聞いていくつかは確保できたが、ワット数が合わず暗かったり。
さらに、当時のバイクはレギュレートレクチファイヤーではなく、セレン整流器というもの。
これはバッテリーが弱っていると球切れが頻発するという代物だそうだ。
とりあえず腐っていたウチのバッテリーから整備屋さんでいただいたこれも古そうなバッテリーに交換。
とりあえず充電はできているのだが、6V球の入手性と球切れの恐怖からLED化を決心。
それもヘッドライトまでを含めてLED化しちゃる、となった訳です。
世の中6V->12Vにコンバートしている方が多いようですが、「なるべくオリジナルのまま」を目指して、消耗部品で対応を図りました。
まずはメーターのインジケータ。
LEDは白色20000cdを使用。ソケット部分に適当な部材はないかとあたりを見回したら100均で買っていた木の棒がぴったり。
で、抵抗を用いてこんな感じ
木の耐久性に難がありそうだが、とりあえず点灯確認もOK。
テール+ブレーキ+ナンバー灯。
ユニバーサル基盤を用いて、適当な抵抗でテールとブレーキを割り振りこんな感じ。
ソケットは切れた電球を割って、ソケット部分のみを再利用。
使っているLEDの球数がずいぶん少ないが、もともと6V球で暗いことを考えるとまぁ良いか、と。
ブレーキとの差がしっかり分かるので良いとする。
基盤の固定は別途アクリル版とスプリングを用いて行っている。
ウィンカー。
これはリレーも一緒に交換せねばならない。6V球の入手性だけの問題であったなら、適当な抵抗を増やして
電気使用量を増やしても良いのだが、せっかくだから省電力化を計りリレーも作成。
これもネットで探した配線図を元に作成した。
抵抗を若干変えてゆったりとした点灯間隔とした。
LEDの方は手持ちの基盤を半分した大きさでちょうど良かった。
ソケットは切れた電球を使用。
100均で購入した惣菜入れにリレーを収納して車体にセット。
フラッシャー(リレー)は外しても良いのだが、紛失を恐れてそのままおいておくことに。
右側にあるのがセレン整流器。
で、ヘッドライトなのだが、砲弾型LEDには指向性に限界を感じて、秋月通販で表面実装用の
「白色チップLED NFSW036CT」を購入。
3.5mm程度のチップをいくつかハンダ付けし、これを目指した。
実際にできたものは、6つx4面+上面4つで28個のSMDを用いたモノ。
出来が悪いのと真剣な作業だったため画像はとっていないが十分な明るさが確保できた、と思う。
ハイ・ローが単純に抵抗による減光(多分既製品もそう)なのが気になるが。
後は熱対策が気になるかな。150mAも長すと結構な熱がでるようだ。
まぁ、6Vバルブを探し歩いたときに「本気で夜に乗る気は無いでしょ?暗くても良いじゃん。」と、
言われて確かに昼間しか乗らないな、と納得したので極めて自己満足な世界です。
まだまだ、しばらくは現役で活躍してもらうつもりです。